クラミジアの治療に時間がかかる理由
投稿日:2010年6月8日|カテゴリ:バックナンバー
治療に時間がかかる理由 | |||||||||||||||||||
−その① 細胞内寄生 ク ラミジア・トラコマティス(ここでは単に「クラミジア」と書きます) は、自分では生活に必要なエネルギーを十分に作り出すことができません。ですから、人間に粘膜細胞の中に入り込み、寄生虫のように人間が作ったエネルギー で増殖します。抗生物質をまじめにのんでいても細胞の中まではなかなか行き届かないので、治療に時間がかかります。 −その② 細胞分裂周期が長い
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性器クラミジア感染症 治療の原則 | |||||||||||||||||||
<有効な抗生物質> 性器クラミジア感染症の治療にはテトラサイクリンン系・マクロライド系・ニューキノロン系の抗生物質が推奨されています。下に主な薬を列挙しました。これ らの薬は臨床でよく使われるものですが、たとえばニューキノロンであっても効果が期待できない薬も多いので性病の臨床経験が豊富なドクターに相談しましょ う。
当院では医師向けに「専門医のための尿道炎治療例」を公開しています。患者様向けではありませんので難しい用語がありますが、治療に迷ったらごらんください。 |