性病で受診する前の注意点
●性病で受診する前の注意点 性 病は自覚症状が出ないことが多いので、性病科を受診しようと思うひとにはそれなりの事情があると思います。症状が出る直前に性行為があったとか、自分は無 症状だがパートナーが性病と診断されたとかです。ですから患者様は病院に来るのにすくなからず勇気をだしてこられると思います。なかには性病と診断される のが怖くて病院に行かないひともいます。 ほとんどの性病は簡単に治せる病気ですが、治療するタイミングを逃してしまうとなかなか治りにくい病気になって しまうこともありますから、思い立ったらすぐに病院に行きましょう。 |
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性病科受診時の心得
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①受診前はできるだけおしっこを我慢して 男性尿道炎の検査には、その昔は綿棒を尿道の中に突っ込んで尿道粘膜細胞を擦り取るという、荒業がありました。いまではそんな恐ろしいことはしなくてすむ ようになったので、ご安心ください。その代わりおしっこの検査で検査することができるようになりました。この検査の前に尿道の出口をガラスにスタンプする 簡単な検査がありますから、おしっこを最低でも2時間以上我慢した状態でないと検査がうまくできないことがあります。検査ができない場合には、時間を改め て出直していただくこともありますのでお気をつけください。 女性でも パートナーの感染が明らかな場合などは本格的な検査を省略して検尿だけですむことがありますから男性同様おしっこを我慢してからご来院くださるようにお勧 めいたします。診療直前に入浴すると検査ができなくなりますので、ご来院の直前には入浴・シャワーをされないでください。性器ヘルペスや尖圭コンジローマ などの皮膚粘膜疾患の場合には検尿検査をいたしませんのでおしっこを我慢する必要はありません。 ② できるだけパートナーとごいっしょに 性病は自分ひとりだけの病気ではありません。性の環境汚染と考えて積極的にパートナーと一緒に検査治療をお受けになってください。病気によっては無症状 の方には検査ができないこともあります。詳しくは前述の「パートナーが性病にかかったとき」をご覧ください。 ③受診には時間に余裕を持って ④いつからどんな症状があったか、よく整理しておきましょう ⑤最後まで治療をしましょう ⑥院内ではご静粛に 性病科を受診する際に恥ずかしい、怖いと思うためか、パートナーではない友達を連れてくるひとがいます。時にはご一家みなさまでこられることがありま す。ほかの患者様はあまり多くのひとと会いたくないと考えていらっしゃることもありますので、できるだけ患者様とパートナーの方だけにして、待合室で大き な声で談笑したり、飲食されたりなさらないでください。診療に支障をきたしたり、ほかの患者様にご迷惑となる場合は退去していただくことがあります。ま た、酒に酔ってのご来院もお断りいたします。 |